1. レスキュー犬を訪ねて

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レスキュー犬を訪ねて

1995年阪神・淡路大震災では6,433名の尊い命が失われました。
この時、任命救助を目的とした災害救助犬の存在が重要視され、民間のレスキュー期間が設立されました。
今回は、その訓練施設を訪ね、犬と人間が一心同体と鳴って訓練に励む姿をレポートしました。

被災地を想定した訓練所でトレーニング

 「NPO法人 日本レスキュー協会」を訪ねた日はさわやかな秋晴れの一日でした。協会本部に到着してまず目に入ったのは、隣接するトレーニングフィールドでハンドラー(レスキュー犬のインストラクター)とレスキュー犬たちが元気に駆け回る姿! さっそくトレーニングを見学させていただきました。
犬たちはガレキの山や高さ2メートルほどのタワーと呼ばれる鉄橋、柱が折れて1階と上階がぺしゃっと崩れたパンケーキクラッシュ状態の建物など、被災地を想定した障害物を使って週3回訓練を行っています。おもしろいのは犬専用のプールまであること! 犬の体に負担をかけないように、気温が高い時には休憩のたびにプールで水をかけてもらうのです。いざという時には危険いっぱいの被災地で働くレスキュー犬だからこそ、普段から健康には気を使っているんですね。

救助訓練は楽しい!!ご褒美はテニスボール

 レスキュー協会では現在6頭のラブラドールレトリバーが訓練を続けています。ラブラドールが選ばれるのは、人が好きで人と一緒に活動するのに適した血統を持っているから。訓練も被災地での救助活動もハンドラーと共に行動します。そしてもう一つ大切なのは、好奇心旺盛な性格。訓練といっても決して辛く苦しいものではなく、犬にとっては「遊び」の一環。例えば、高い場所に登ったり暗くて狭い穴に入ったりするのは犬だって本当は怖いんです。
そこに登場するのが犬の大好きなテニスボール! ガレキの山の穴から人を見つけることができた時、タワーの上部に上って橋を渡ることができた時など、訓練で目標を達成するたびにボールで遊んでもらえることが一番のご褒美なんです(※救助活動中は散乱した食物に気をとられてしまうためレスキュー協会ではご褒美に食物は使用しません)。
各自治体消防局との訓練に参加するなど、さまざまな状況に対応する工夫もしているそうです。

取材・文/森のモモ