木製ボックスをDIYでアレンジしよう

木製ボックスをDIYでアレンジしよう

木製ボックスをDIYでアレンジしよう

木製ボックスのアレンジは、初心者にぴったりのDIY。扱う素材はシンプルでも、ペイント、シート、文字入れとできることはいろいろ。完成をイメージしながら、遊び感覚で楽しんでトライしよう!

ペイントでアレンジ

色数の豊富な水性塗料、木目を生かせるステイン、渋い仕上がりのワックスなど、さまざまな表情を選べるのがペイントの魅力。

[用意するもの]
 <材料>
・水性塗料
<道具>
・ハケ(水性用)
・サンドペーパー(240番)
・マスキングテープ
・マスカー
・手袋

[塗装前の準備] 
素材のボックス、道具、作業場所、これらの準備が仕上がりの質につながる。細かいことだけど、塗装前の習慣に!
 
1.塗装する面にサンドペーパーをかける
木部の表面には、きれいに見えても細かい毛羽立ちや傷があるもの。仕上がりがきれいになるように、最初にサンドペーパーをかけて滑らかにしておく。

2.ウエスで汚れを拭き取る
表面についているサンドペーパーの削りかすやホコリを、ウエスやペーパータオルでよく拭き取る。

3.テーブルを養生する
塗料で汚さないようにテーブルの上をシートで養生します。広い面にはシートにテープがついたマスカーが便利。

4.塗装しない部分を養生する
ボックスの外側だけを塗る場合、境い目になる内側の上部にマスキングテープを貼って、塗料がつかないように養生しておく。

5.ハケの浮いた毛を取る
下ろしたての新しいハケには浮いている毛がよくあり、そのまま使うと塗料と一緒に張り付いてしまう。使う前に振ったり、回したりして、飛び出た毛を抜き取っておく。

[水性塗料を塗る] 
塗装する順番は隅や細かい部分など塗りにくいところから塗り始めるのが、ムラなく仕上げるためのポイント。作業もしやすい。
 6.外側の端を塗る
毛の長さの半分程度までつくように、ハケに塗料を取って端から塗っていく。端の部分は、ハケを外側に向けて動かすと塗料が下にたれない。

7.広い面を塗る
厚く塗ると乾きが遅いうえにムラになりやすい。塗料をよく伸ばして全体を均一に手早く塗る。カスレがあれば後から塗り直せばOK。

8.縁を塗る
狭い縁の部分は、ハケの側面を滑らせるように塗るのがコツ。こうすると塗料がたれにくく、作業も速い。

[ラインを入れる] 
直線の模様はマスキングテープを使って型を作れる。シンプルなラインでも、本数や太さをお好みでアレンジできる。
 9.マスキングテープで型を作る
ラインを入れる位置を決めたらマスキングテープを平行に3列貼り、まん中の1列をはがしてラインの型を作る。

10.ラインを入れる部分を塗る
養生しているマスキングテープの間を、新しい色の水性塗料で塗る。

11.マスキングテープをはがす
塗料が完全に乾く前にマスキングテープをはがして塗装は完了。はがすときには塗料が周囲につかないように注意する。

ステンシルで文字を入れる 

ボックスの用途がわかる文字を入れたり、アルファベットや数字を並べてアクセントにしたり、文字や絵柄で遊べるのが楽しい。

[用意するもの] 
<材料>
・水性塗料
<道具>
・ステンシルシート
・ステンシルブラシ(もしくは小さくカットしたスポンジ)
・マスキングテープ
アルファベットや数字のステンシルシートはサイズの種類がある。文字の大きさは入れるスペースに合わせて選んでおく。

1.文字を選ぶ
ステンシルシートのなかから箱に入れたい文字を選ぶ。

2.ステンシルシートを貼る
位置を決めたら縦横のガイドになるマスキングテープを貼り、それに沿って並べたシートをマスキングテープで固定する。

[文字を入れる]
初心者に多い失敗は、つけすぎた塗料が文字の型からはみ出して、アウトラインがにじんでしまうこと。ブラシにつける塗料は、少なすぎるかなと思うくらいにしておく。 
3.ブラシに塗料をつける
ステンシルの着色では、ムラやにじみの原因になる塗料のつけすぎに注意。ブラシの先に塗料をつけたあと、ペーパータオルなどで十分にこすり取ってから使うこと。

4.型のなかを塗る
ブラシの先端で軽く叩くようにして少しずつ色をつけていくのが、文字のアウトラインをにじませないポイント。一度に濃く塗らないで、1回目は粉砂糖をまぶした程度にする。

5.少しずつ色を濃くする
同じ塗り方で2回か3回かけて色を濃くしていく。下の色が薄っすら透けて見えるくらいが、かえってステンシルぽく仕上がりおすすめ。
6.シートをはずす
固定していたマスキングテープをはがしてステンシルシートをはずすと、文字入れのできあがり。

カッティングシートでアレンジ 

デコレーションシートやリメイクシートとも言い、最近は柄のタイプもさまざま。大胆にイメージチェンジするのにおすすめ。

[用意するもの] 
<材料>
・カッティングシート
 <道具>
・カッター
・セロファンテープ
・ウエス
シートと面のサイズ合わせは、貼ったあとで余分をカットする方が、ずれる心配がなく簡単。急がないで少しずつ貼ろう。

1.汚れを拭き取る
シートの粘着を妨げないように、表面のホコリや汚れをウエスでよく拭き取る。

2.シートをカットする
貼る面よりも縦横が一回り大きくなるサイズにシートをカットする。

3.裏面の保護紙を少しはがす
貼り始める側の保護紙を5cmほどはがす。角の裏表にセロファンテープを貼って引くとはがしやすい。

4.シートを貼り始める
シートの位置、柄の水平などを確認して、裏紙をはがしたところをボックスに貼る。ウエスで内側から外側に向けてこすって、シワや気泡が残らないようにきれいに接着する。

5.少しずつ貼る
残りは保護紙を少しはがして貼るを繰り返して、一面を最後まで貼ります。

6.余った部分をカットする
ボックスの角に沿って、シートの余った部分をカッターでカットする。カッターの刃は折って切れをよくし、長めに出して使う。

7.穴の部分を切り取る
手を入れる穴の部分は、カッターでまん中に切り込みを入れてから、穴の周囲に沿って切り落とす。

マスキングテープでアレンジ 

貼ってはがせるので、失敗がない。着せ替え感覚でアレンジを変更できるのもメリット。手軽なので初心者でも安心して扱える。

<材料>
・マスキングテープ
・コルクシート 
<道具>
・カッター
・ウエス
シワに気がついたら、すぐに戻って貼り直す。使われている紙が薄いので、強くこすりすぎない。

1.位置を合わせる
テープの先端と両側が余るように位置を決め、斜めにならないように向きを合わせる。

2.1面を貼る
カッティングシートと同じように、ウエスでこすりながら少しずつ貼る。シワや気泡ができたらその場所まではがして修正する。貼り終わったら余りをカット。

3.コルクシートをカットする
ボックスの内側を測り、コルクシートを同じサイズにカットする。

4.コルクシートを入れる
ボックスの底にコルクシートを敷く。固定したい場合は両面テープで貼る。