テラスやベランダの床をウッディに! アカシアデッキタイルの設置方法

テラスやベランダの床をウッディに! アカシアデッキタイルの設置方法

コンクリートのテラスやベランダを味気ないと感じていたら、DIYでプチリフォームをしてはいかが? おすすめは四角いパネルを連結して敷くデッキタイル。
現在は種類も多く、石や木材に見えるもの、人工芝など、さまざまなデザインや質感のものを選ぶことができる。
なかでもアカシアデッキタイルは、天然木材ならではのぬくもりのある空間を簡単に作ることができると人気のアイテムだ。
今回はアカシアデッキタイルを例に、デッキタイルの敷き方ときれいに設置するためのポイントを紹介する。



[アカシアデッキタイルの特徴]
メッシュベースの上にアカシア材を固定したアカシアデッキ材は、1枚が30×30cmのジョイント式パネル床材。4辺にあるジョイントで連結して使うことで、テラスやベランダの広さに合わせて敷くことができ、道具を使わず簡単にコンクリートの床をウッディな床に変えることができる。
アカシア材は雨、日差し、カビ、腐敗に優れた耐性があるうえ、材質が硬く傷がつきにくいのが特徴。テラスやベランダといった屋外の床材として長期間使用する用途にもぴったりだ。

メッシュのベースを採用しているので、水はけと通気性が確保されている。そのため木部が水に浸かることがなく、傷みにくい構造。

【連結方法】

先に置いたパネルの横に、ジョイントの位置を合わせて上からはめ込む。
ジョイントがしっかりと噛み合って、ずれたりはずれたりすることはない。

【敷き方のパターン】
流し(順目)張り

向きをそろえて敷くパターン。シンプルですっきりとした印象になる。目地がまっすぐ通ることによって連結部分が目立ちにくく、広く見せる効果もある。

市松張り

隣のタイルと向きを90°変えて敷くパターン。床のパターンに動きが出て、にぎやかな印象になる。

[デッキタイルを敷く]
1.基本的な敷き方


敷く場所の幅と奥行を測って必要な数のデッキタイルを用意する。


出入り口など起点にする場所を決めて1枚目のデッキタイルを置く。


敷くパターンに合わせて向きを確認して2枚目を連結する。今回は市松張りにするので、1枚目とタイルの向きを変えている。
ジョイントは少しきつめになっているので、上から押さえるようにしてはめ込む。はめにくい場合は、手の平で軽く叩くと入りやすい。


1列目を張り終えたところ。この時点で壁とのすき間を調整して、最終的な位置決めをしておこう。


1列目とタイルの向きを変えるように、確認しながら2列めを敷いていく。


同様にしてすべてのタイルを敷き終えたら作業は完了。コンクリートの床が隠れてウッディな床になり、ナチュラルでぬくもりを感じられる雰囲気へとイメージチェンジできた。

2.障害物がある場所の敷き方

室外機のように移動できないものが設置されていると、タイルの位置をそろえて敷けないことがある。この場合はタイルをカットして敷く位置を調整すると、すき間を少なくしてきれいに敷くことができる。


雨水の排水を妨げず、また詰まりの原因になる枯れ葉などを取り除きやすいように、排水口の上にはタイルを敷かないように注意する。コンクリート床の露出を少なくしたい場合は、上と同じ要領でカットしたタイルを使用しよう。