ウォールシェルフの作り方

ウォールシェルフの作り方

収納としてはもちろん、写真や小物を飾る装飾の用途にも利用できるウォールシェルフは、あいている壁面に簡単に設置できて初心者にもおすすめのDIY。使用するパーツが少なく作業そのものは難しくないが、壁への設置にはいくつか注意したいポイントがある。今回はネジを使わないセット商品を紹介するとともに、DIYで自由に作るウォールシェルフの基本の作り方とアレンジの方法を紹介しよう。

[石こうボード用棚セットの取り付け方]

ほとんどの住宅の室内壁は、下地に石こうボードが使われている。石こうボードの壁は木材と違ってネジを締め付けることができず、引っ張ったり力が掛かったりすると簡単に抜けてしまい、知識がないとしっかり棚を取り付けることができないもの。

簡単に石こうボード壁に棚をつけたいときにおすすめしたいのが、石こうボード壁用の棚セット。棚板、棚受け、固定用ピンのすべてがそろっているので、DIY初挑戦の方でもドライバー1本で作業できる。外したあとのピン穴が小さく目立たないので、原状回復が必要な賃貸住宅での使用にも向いている。


<耐荷重も十分なスタンダードタイプ>




●主なセット内容

MDF棚板(120×300mm)、スチール製棚受け、固定ピン、ピン押し工具、ネジ、キャップ。安全荷重10kg。


●取り付け方

壁への取り付け位置を決めて、付属のピンで棚受けを固定する。ピンは1か所につき5本、合計20本使用する。


ピンは付属の工具を使って斜めに押し込む。強く押す必要があるので、棚受けの水平・垂直がずれないように注意しながら作業すること。


片方の棚受けを固定したら、高さをそろえてもう一方の棚受けを固定する。


棚板をのせて、下側からネジを締め付けて棚受けに固定すれば、取り付け完了。


<洗練されたデザインの透明アクリルタイプ>




●主なセット内容

アクリル棚板(130×350mm)、クリップ型棚受け、固定ピン。耐荷重2kg。


●取り付け方

製品パッケージの台紙が取り付けガイドになっているので、棚を取り付ける場所を決めて台紙を張る。このとき台紙の水平をチェックすること。


台紙下側のガイドに合わせて棚受けを固定する。固定ピンは1か所につき3本を、硬貨などを使って斜めに押し込む。


2つの棚受けを取り付け終えたら、クリップの間に棚板をセットする。


下側からネジを締め付けると、棚板がクリップ部分に挟まれて固定が完了。


[ウォールシェルフ 基本の取り付け方]

ウォールシェルフの取り付け時には2つの点に注意したい。取り付け箇所が石こうボード壁の場合は、壁裏に間柱が入っている場所を探すか柱を突っ張るかして、ネジがしっかりと効くところに棚受けを固定すること。もうひとつは棚板の水平をとること。水平器を持っていなければ、スマートフォン用の水平器アプリを使って作業してもいい。水平の確認などがあるので、できれば2人で作業することをおすすめする。


<棚板の種類>

●板材

左から、パイン集成材、アカシア集成材、スギ板。集成材はサイズの種類が豊富にそろっているうえ、フシやカケなどがないので棚板として使いやすい。手ごろな価格の無垢板としては、SPF1×材なども人気がある。

●メラミン化粧棚板

表面がきれいに仕上げられているので、塗装などが不要。棚受けにネジどめするだけで、きれいなウォールシェルフが完成する。無機質さをいかしてモダンな雰囲気に作りたい場合などに向いている。


<固定式棚受けの種類>

●スチール、ステンレス製

棚受けの存在が目立たないシンプルなものや、棚受けそのものを装飾としていかせるようにアクセントを加えたものなど、デザインが豊富。洗面所やトイレなどの水まわりで使う場合は、サビに強いステンレスやアルミのものがおすすめ。

●アイアン

アールヌーヴォー調の優雅な装飾が施されていて、デザインの主張が強い。同じテイストのデザインで真鍮製もある。

●木製

金属製や樹脂製にはないナチュラルさ、柔らかさが特徴。水性塗料で簡単に塗装できるのもメリット。


<基本の取り付け方>

アイアン棚受け、アカシア集成材の棚板を使って、ウォールシェルフを作ってみよう。





棚の取り付け位置を決めて一方の棚受けを壁にネジどめする。固定時には垂直の確認をお忘れなく。

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石膏ボードはもろくて崩れやすいので、しっかりと金具を取り付ける場合は下地材にネジを打ち込んで固定させることが重要です。そのため、下地材を探す必要があります。



固定した棚受けに棚板の片側をのせた状態で水平をとる。


棚板を水平に保ったまま、もう一方の棚受けをつける位置に印をつける。


印をつけた位置に、垂直を確認して棚受けを固定する。


棚受けに棚板をのせて、下側からネジを打って固定する。以上でウォールシェルフの取り付けは完了。


[ウォールシェルフのアイデア]

ウォールシェルフは棚板と棚受けを組み合わせるだけのシンプルなもの。購入した素材をそのまま使うのではDIYの楽しみは半分といったところ。塗装などのひと手間を加えて、求めるイメージどおりに仕上げたい。ここでアレンジ例を紹介しておくので参考にしてほしい。


<ウッドワックス+アイアン棚受け>


ウッドワックスをウエスに取ってスギ板に塗り込む。少し時間を置いて浸透させてから、余分なワックスを拭き取って乾燥させる。


ウッドワックスで落ち着いた色合いになった棚板と、アンティーク調のアイアン棚受けの組み合わせで、クラシカルなシェルフに。


<木製棚受け+カラーペイント>


集成材棚板を落ち着いたネイビー、木製棚受けをビビッドなオレンジで塗装する。


ごく一般的な材料を使っているのに、オレンジの差し色が映えてモダンなシェルフになる。


<木製ボックス+オイルフィニッシュ>


市販の木製ボックスをオイルフィニッシュで塗装。余分なオイルを拭き取ってから乾燥させておく。


棚受けにボックスをネジどめする。


棚受けは主張しすぎないスリムなステンレス製のものを使用。箱がフレームのようになって、壁面にアクセントを加えるインテリアとしても利用できる。